モンテ・クリスト伯7話について話す『大倉くんと高橋くん』

 

 

2018/06/02 大倉くんと高橋くん 

モンテ・クリスト伯7話の幸男について2人が話してる内容が興味深かったのでメモとしてその部分を残しておきます。

(大倉くん→倉 高橋優くん→高)

 

高橋「こんばんは」

大倉「こんばんは」

高「いやぁ、大倉さん」

倉「はい」

高「僕まだねぇ、あのぉ、抜け出せてないんですよ」

倉「え?」

高「モンテ・クリスト伯の世界から」

倉「あっ、まじですか?」

高「今週のやつがすごすぎて」

倉「いやいやいやいやぁ。秋田からじゃなくて?」

高「えっ?」

倉「秋田から抜け出せてないわけじゃなく?」

高「秋田から?」

倉「はい、上京してきてずっと秋田に」

高「あぁ、ふるさとの感じが」

倉「はい、ふるさとの感じから抜け出せてないのかなって」

高「いやぁ、どうだろ?考えたことなかったけどそれも抜け出せてないのかもしれない」

倉「笑」

高「それはちょいちょいね、言葉として、ね、方言が出たりもしてますし」

倉「そうね」

高「抜け出せてないのかもしれないけど」

倉「愛してるふるさとやからぁ」

高「愛してるから」

倉「うん」

高「でももっとタイムリーなやつですね」

倉「はい」

高「秋田はね、十何年間抜け出せてない…」

倉「笑」

高「つい三日前の、二日前?放送されたの」

倉「はい、そうですね」

高「いやぁ、内容の話したい!しないほうがいいのかな?まだ見てない人いるとかあるかなぁ?」

倉「いやでも、放送されたから」

高「いいのかなぁ」

倉「はぁい」

高「いやもう、酷すぎるでしょ」

倉「そうっすねぇ。やっぱり、でもやっぱり自分のやってることが酷すぎたから」

高「まあね。あいつ誰だっけ?イデルヴァ?イデルヴァ?」

倉「エデルヴァ」

高「エデルヴァ!」

倉「うん」

高「お前だったのか!みたいな」

倉「ね、衝撃ですよね」

高「あそこ衝撃過ぎて笑っちゃう…お前だったのか!ってなるよね」

倉「お前かい!って」

高「お前かーい!つって。でもなんかちょっと情移っとんかい!みたいな」

倉「いろいろね?」

高「いろいろ…」

倉「ありましたけど」

高「いやもう、ドラマ見てああいう風になんかこう泣いたの俺、すごいほんと何年振りとかだと思うよ」

倉「泣いてくれたの?」

高「いや、悲しすぎて!いや、いくらね悪いことをしたかも、悪いことっていうか裏切ったのかもしれないですよ?」

倉「いろんなことがあったしね」

高「そうそうそう。暖を」

倉「暖ちゃんね」

高「暖ちゃんを裏切ったとはいえさぁ、あのぉエデルヴァ出てった後でさ大倉さん、大倉さんていうか。ぼけーっとしてて」

倉「はい」

高「なんか教会みたいなとこで奥さんと子どもがさぁ」

倉「うん」

高「子ども…明日花ちゃんだったっけな?」

倉「うん、明日花ちゃん」

高「明日花ちゃんがさ、ねぇどうして泣いてるの?みたいな」

倉「はい。悲しいよね」

高「お父さん悪い人じゃないよね?だって私お父さん大好きだもん!っていうセリフがあんのよ」

倉「うん」

高「もうなんか子どものなんか、可愛いとこを全部しゅう…なんていうの?集めたセリフだよね」

倉「いや、でもねぇ、俺あの、まぁ実際本当の子どもじゃないわけじゃない?」

高「まぁまぁまぁ」

倉「でもさぁ、やっぱあのこう演じてる幸男の子どもじゃない?」

高「うん」

倉「ってなってぇ、なんか、あのオンエアとかこう見ててさぁ。で、あれはもう僕が知らないところで撮ってる訳ですよ。あん時僕居ないわけだから」

高「うん」

倉「お父さん大好きだもんって言われた瞬間に、やっぱ涙出ちゃったよね」

高「うわぁ、やっぱ、やっぱあのシーンすごいよ!」

倉「いや、悲しくない?」

高「悲しいよぉ、もう」

倉「だって、子どもはねぇ純粋だから」

高「なぁんも悪いことしてないのに」

倉「しかも、お父さんのこと大好きでいてくれてんだ、と思って。もう悲しくなっちゃって」

高「そうだよ…いや、なんか、死んだ、じゃん……死んだじゃん」

倉「そうなんよ。だから、もう演技とはいえやっぱねぇあのぉ、まあねあのモンテクリスト伯っていうドラマのなかで、自分演じるあの幸男っていう役が首を吊るわけなんですけど。あれってやっぱね、演技とはいえね、やっぱ気持ちいいもんじゃなかったよね」

高「うん…今までもさ、死ぬ役っていうのは確か大倉さんやられたことありますよね」

倉「はい。何回か死んでますし、で大体僕のヒロインの役の人も大体死んでます」

高「笑」

倉「なんかね生死にかかわるね、あのー、ものが多いんですよ。不思議と」

高「そっかぁ。なんかそういうのを感じさせるのかな?作家さんとかに。大倉さん…」

倉「なんなんやろ?死に顔なのかな?死なせたい顏なのかな?」

高「俺とか何にも詳しくない、あれとかどうやって撮影してるかわからないけどもさぁ。もうその最後すごい悲しいそのね、あの、死を覚悟したときのさ、手紙を書いてからそのクライマックスというか、エデルヴァがばーんと戻ってくるところまでのあのシーンはほんとなんか、見てるこっちまでなんか、もういいじゃん!って。もう許してやってよ!って。でも、もうやめようよ、大倉さんのことこういう風にすんの、みたいな」

倉「でもねぇ、ここまでのことをしてきたのよ、あいつは」

高「まあね、そうかもしんないけどねぇ…」

倉「酷いことをしてきたのよ」

高「いやぁ酷かったし、まあ今週の放送だけでいうと確かにあのぉ、ね。奥さんにも要はすべてを隠しててそれがわかんないままああいう風なね、人質…3時まで!みたいなさ」

倉「まあそうね、マフィアに脅されて」

高「マフィアに脅されたりとかあったから。それで今一応ねそうなってるから、役者として一応ね、有名になられてたりとかするわけだから、代償はあるんだろうと思ったんだけど。いやでも、なんか泣いたね!」

倉「いや、ありがたい」

高「全然関係ないし他局だしラジオだからだけどさ、僕「家なき子」すごい好きだったんすよ。(略)そん時俺小学生でいろいろ辛い経験あったけど、そのつらい経験よりもそのドラマで泣いたんですよ、僕。ビデオに録って毎日泣いてたんですよ。その時のことを僕が思い出されるくらい今回俺泣いた」

倉「…まじでぇ?」

高「マネージャーいたのよ近くに、その、見てるとき。ほんとばれたくなくて、なんかすごいこう、「スン」ってやったらばれるじゃん。鼻すすったらあれでしょ?だから上手にぬぐってたずっと」

倉「ぬぐって、上手に笑」

高「上手にぬぐってどうにかばれないように」

倉「いや、辛い話よね」

高「なんかメモリアルな瞬間に、僕のまあ個人的なことだけどドラマ見てこんなにも、感動っていうか悲しいんだけど。落ちるんだけどさぁ、なんかダンサーインザダーク的な」

倉「でも今のこのご時世にさ、ああいうドラマに参加させていただけるのはありがたいよね」

高「そうだよぉ…」

倉「いろんなこう…苦情も来そうじゃない?こんなことしていいのかとかさ」

高「確かにね、過激だもんね」

倉「でも、フィクションなわけだから。すべてが。フィクションにあの文句言われても、っていうところを貫き通してるなんかこのドラマチームっていうのに参加させていただけて、僕はもう誇りに感じますね。その方々にも。すばらしいなぁって」

高「表現がすごく振り切ってるから」

倉「激しいからね」

高「激しいからこそ、感動もひとしおなんだと思う」

倉「でもこうなった場合、自分どうなんだろうっていうのをなんか考えたりするっていうのがなんか映画だったりするじゃない?そのドラマだったりとか」

高「うんうん」

倉「っていうのが僕は大好きなんだけど。だからこう自分のさ、人生の中のこう刺激になったり考えがこう変わったりとか、っていうものがこう僕は映像作品だと思ってるんだけど。なんかそういうのをこう、いろんなさぁ団体があったりさ、これはどうなんだとかさまぁラジオで話しててもわかんないけどさ。この内容はそぐわないんじゃないかっていう人たちがいてさぁ、そん中でこう丸まっていくわけじゃない?」

高「表現がね」

倉「表現がね。でもそれを丸まらなくて、いやこれはこういうもんなんだ、っていって、胸張ってやってる人たちっていうのはやっぱかっこいいなって思います」

高「勇気が必要だしね。その一歩踏み出す」

倉「そう。だからその中にいるんだったら自分も何言われてもいいやっていうのも思うし、でなんかその、どういう思いだったんだろとか、これってこうなんじゃないかとかいろいろ考えるのが楽しいじゃない」

高「うんうん」

倉「その物語の中のさぁ映像見てさ、あれはこうだったんじゃないか、こうだったんじゃないかつって、映画観終わった後にツレとメシ行くのが楽しいわけじゃないですか」

高「うん」

倉「でもそういうのがなんか、少なくなってきてるじゃないですか。なんかね」

高「うーん。苦情を怖がってるせいでってこと?」

倉「とかぁ、なんかまあ、あのいろんな風潮があると思うけれども、でもそういう中で、あのこんなね、昼ドラなんじゃないかみたいな」

高「あー、確かに」

倉「昼ドラってなんかこういう自由度がちょっと高かったりするじゃないですか」

高「毒盛るとかね、なんか笑」

倉「そう自由度がね」

高「埋めるとかね笑」

倉「そうそうそう。これすげぇなぁとか思いながら、この時間帯にやるのがね。だからこうなんじゃないか、こうなんじゃないかとかっていろんな人をこう、惑わせられている。で、楽しみにしてくれている。だからすごいねぇ、周りに一番言われます、今までドラマ映画とやってきましたけど。あの、街でも言われますし」

高「あっ、感想を?」

倉「あーいや、すげぇ、「見てます…!」みたいな」

高「あーうんうんうん。楽しみだもんね。だから暗いしさぁ、見ててつらぁいし、なんかハッピーエンドが用意されてる風にはどうしてももう思えないんだけど」

倉「うん。どういうハッピーエンドになるかとかね」

高「ここからね」

倉「ハッピーエンドなのかハッピーエンドじゃないのかっていうのはぁ、あのー人によって分かれるじゃない」

高「そうだね」

倉「でも、わかりやすいドラマはもう絶対ハッピーエンドじゃない」

高「そうだよね」

倉「だからそうやって、なんか、考えたいよね。見た時に」

高「うんうん」

倉「って思ったし、うれしいなって思ったよね。そこに居られるのは」

高「うん。南条幸男はね、あ、そうだ南条幸男さんだね」

倉「南条幸男です」

高「どう、どういう風になっていくのかな、ってもちろん楽しみにはしてるし、あのドラマ見てて不思議な気持ちになのは、一応やっぱ身内、身内って言ったら失礼だけどさ、毎週こう会ってるからさ、やっぱなんか大倉さん側に立っちゃいがちなんですよ。もうそんぐらいにしといてあげてよぉ、みたいな気持ちになってる自分がいるの」

倉「はいはい」

高「もういいじゃんみたいな。なんだけど、あれほどまでにやっぱちゃんと復讐をするモンテクリストさん…」

倉「でも、あの人がやってるのは僕はやり過ぎなんだと思うのよ」

高「やり過ぎてる笑」

倉「やり過ぎてると思うのよ」

高「うん、人死んでるしね」

倉「そう。でも、そこまでのこう、想いを抱いているし、ただあのこっちのやったことも悪いわけよ。でそのせいで、その主人公がねその辛い目に遭うんだけど」

高「ネズミのいる牢獄にね」

倉「ネズミのいる牢獄に入れられて、であれ、あれってさぁみんな多分もしかしたら自分もするかもしれないっていうようなことなのよ」

高「あっ、やった側はね」

倉「やった側が」

高「復讐される側の人たちはね」

倉「幸男の場合は、何にもうまくいかなくて。もう。で自分の好きな人がいて。で、全て上手くいってるやつがいて。で、自分はもう寂しい思いもして、孤独だと。孤独なんだっていうときに、間違い起こしたりすると思うんですよ人間て。大なり小なり」

高「はい」

倉「それが大きかっただけなんですけど。だから僕も分からなくないという感情なんですよ」

高「んー、幸男の気持ちが?」

倉「幸男の気持ちが。ただ、あのー真海の気持ちはちょっとあのー、うーん、分からなくもないけど、酷いよねってなるけどぉ、でも分からない。俺も分からない。見てる人はどっちに感情移入してくれてるかのか分からないし、で、こうやって話せるのが僕は楽しい。あのーなんかドラマみたりしてて」

高「あーほんとに!よかったよかった!単なる視聴者と話してる感じで申し訳ない」

倉「僕も視聴者として話しますから」

高「あーそっかそっか。いやまあまあ、出演者ですけど。いや、感情移入では確かにない。モンテ・クリスト真海に対して感情移入しないんだけど、なんかこうやっぱちゃんと鮮やかに復讐をしていって、周りを不幸にしたいと思ってやってるわけでしょ?あの人は」

倉「まぁ不幸にしたいというよりも、俺の気持ちをこうね、分かれっていうことよね。でもまあそれも分からなくもないよね。なんかあの自分がそうなった場合に。あそこまでしないっていうのがまあ、あの、ドラマなんだけど、ま、この野郎クソ野郎っていう気持ちの中生きてきたのであれば…どうですか?どこまで復讐しますか?」

高「え?」

倉「ああいった場合どこまで復讐しますか、優さんの場合」

高「えー、俺、あのーなんか濡れ衣で捕まってね、あのーなんだ。海外の牢獄に入れられて」

倉「約15年間」

高「約15年間あの、メトロノームが鳴っている牢獄に監禁されて」

倉「監禁されて」

高「水の中に布かぶってバシャーン!みたいなのやられて。で、大倉くんに騙されてるってこと?」

倉「そういうことよね」

高「で、俺がモンテ・クリスト高橋になって帰ってくるっていうこと?笑」

倉「そうそう。高橋だよって。全部高橋だよって。やってたの高橋だよって。俺が密告してんねん」

高「で、それを俺が気付いて来たとしたら?」

倉「はい」

高「えー!俺も戻って、生還してきたんだよね、じゃあ俺も」

倉「そう。生還できたのよね」

高「どうだろなー!でも一応ねぇ、俺は復讐できないと思う。あんな頭良くないもん俺。失敗する気する俺」

倉「まあやり方はそうやとしても、復讐はって考えますか?」

高「いや、復讐もできないと思うなぁ俺。しないと思う」

倉「そうかぁ…」

高「うーん、なんか一応こう歌うたってく上で、こうやられたらやり返すの精神が結構いろいろ、この世の中の不条理を生んでる気がするっていうのを、僕インディーズのころからちょっと歌ってて。だからやられてもやり返さないっていうことをすごく一応念頭に置いて生きてきたから」

倉「言えないね、じゃそれ」

高「そう。だからやらないと思うなぁ」

倉「そうかぁ」

高「おい!とか言うかも。おいお前!って」

倉「おいお前、騙しやがって!おい!」

高「お前チクったろ!っていうかも」

倉「いやチクってないチクってない」

高「わかってんだぞー!っつって」

倉「いやいや全然おれじゃない」

高「もー!っていうわ。もー!って」

倉・高「「笑」」

倉「1話で終わりやな笑」

高「ドラマになんないんだって、だから笑 普通はなんないんですって、あんなふうに鮮やかに笑」

倉「1話で終わりましたね、今ので」

高「ディーンさんみたいなさぁ、甘いマスクでああやってちょび髭なんか生やして、ばれないと、暖じゃなくなったっていうさ、ああいうなんか変貌を遂げるような、やっぱね、人じゃなきゃ、ああいうドラマにはならないわけですよ」

倉「そう、それはねすっごい皆に言われるのよ。大竹しのぶ然り。「ねぇ、たっちょん。何で皆気づかないの?」って電話かかってきて」

高「電話かかってきてまでそれ言われんだ笑」

倉「「いや、しのぶちゃん?ばれたら終わるんだよ、ドラマって…」「でもおかしくない?ほぼ顔変わらないよ?」って。でもねえ、意外とね覚えてないもんなんですよ、人って。あれってドラマで見てるから一瞬なんすよ。あのー15年間がね?でも15年前に会って、まぁあの分かんないすよ。まぁまぁ成人になってるか。成人になってる人として、まぁ20代くらいに出会って、今まぁ35やとして。会ったら、多分分からないと思うんです。僕意外と覚えてないってもんだと思うんですよ」

高「うんうん、言われてみればそうかもしれない」

倉「なんかお世話になって、一回仕事したことある10年前に、っていう人とお会いしたときに、あ…この方なんか見たことある…でも、いつだったっけ…ってなって。実は僕あの時ご一緒させて頂いて、って声かけてもらって、あっすいません…そうでしたね…ってことがあるのよ」

高「うんうん」

倉「っていう月日なのよ、10年15年って」

高「そうか」

倉「だから俺、あれは案外、そのビジュアルがそんなに変わらないからあれだけど、意外と気づかないもんなんじゃないのかな?ってリアルでは思うんすよ。でもあそこまで気づかないのはまぁまぁドラマですけど」

高「まぁでもその今回放送になったやつではさ、あれだね、恋人は気づいてたっていうのもあったじゃないですか。一応それも伏線の回収って」

倉「俺の奥さんだよ。しかも」

高「俺の…今南条さんに急になったけど笑」

倉「俺の奥さんが覚えてて、奥さん全然言わないのよ誰にも。俺にも」

高「うん…それで急にさ、記者会見で」

倉・高「「離婚します」」

高「っつってさぁ、ひどいよね」

倉「絶望よ」

高「絶望を味わいました僕も」

倉「一日、あの一日はもう僕は酷い一日でしたよ。あの日あの辛い一日っていうのは全部一日で撮ったんです」

高「えー!」

倉「大体連ドラだったら、もう四日五日とかで一話撮らなきゃもう間に合わないわけだから。あの南条家っていうのはもう全部一日なんですあれ」

高「うわぁ。あの悲しい悲しいシーンを全部」

倉「はい。あのマフィアが家に来る時から、えー自分が首吊るまで」

高「エデルヴァまで?」

倉「エデルヴァが現れ、遺書かけって言われて遺書書いて、で首吊りのセットして、で自分が首吊ってってとこまで全部あれ一日なんですよ」

高「うわぁ」

倉「俺、なんて日だって思って」

高「笑」

倉「なんて日だっていうのがリアルに出るんだって思ったよね」

高「そぉれ、すごいね」

倉「小峠さんじゃないけど」

高「小峠さんじゃないけれども、大倉さんにまで影響が及んだってことだよね笑」

倉「なんて日だって俺は思ってたよ!」

高「南条から大倉さんまで」

倉「はい」

高「なんて日だ、と」

倉「なんて日だって」

高「まぁちょっともう行けって話なので」

倉「わかりました」

 

―タイトルコール―

 

 

 

 

メール「今週のモンテ・クリスト伯を見てて、幸男さんの「リスケしといて」ってセリフに思わず反応してしまいました。このラジオのリスナーみんな反応したと思います。幸男さんも意識高い系男子だったんですね」

倉「うんそうね、俺も思ったよ。だからそのセリフ言ってるとき、あ、ラジオでいったばっかやと思って」

高「あれ、タイミング、時間的にはラジオやった後だったんですか、あのシーン撮ったのは」

倉「そう!「食事会の予定リスケしといて」ってやつでしょ?」

高「あれだってもう人質とられた後、取られちゃったよね?」

倉「そうそうそうそう」

高「奥さんが捕まっちゃって大変だった」

倉「あれはもう、リスケしないといけないでしょ」

高「俺もう感情移入しちゃってそれどころじゃなかったよ、普通に!」

倉「いやいやいや、もう人にはさ色んな理由があると思うけど、あれはリスケしないといけないよ」

高「そうだよぉ!3時までしか時間ないんだよ」

倉「そう、体調悪いとかじゃないねん」

高「魚の餌にされちゃう」

倉「魚の餌にされたくないよぉ…」

高「残酷だったよねぇ。明日花ちゃんが来たら「後で魚に餌あげに行こうか」とかいうセリフとかさぁ。なんて悪い人がこの世にはいるもんだと思って」

倉「「お魚さんどこにいるの?」っつって明日花がまた可愛いのよ」

高「明日花可愛かった」

倉「あの子はね、実際もう可愛いのよ」

高「あっそうなんだ」

倉「そう」

高「えっ、撮影以外でもコミュニケーション取ったりするんですか?ああいうときって」

倉「あー、とるとる!喋ったりするけど、でも、どう話したらいいかわからないじゃない?」

高「明日花さん役の方はおいくつくらいの…」

倉「小学校3年生くらい?8歳とか」

高「まだ8歳だ…」

倉「すごいよでも」

高「泣く演技とかもね」

倉「ちゃんとしてるし、監督が言ってたこととかも全部理解するし。恐ろしいなって思うよね」

高「お父さんとかお母さんとかが役者やんなさいっていうのかな」

倉「どうなんだろうね。でもめっちゃ可愛いからね。俺もああいう娘欲しいって思う、常々思ってたよね」

高「あら、幸男さんにちょっと感情移入してるじゃないですか、じゃあ」

倉「いや、幸男に感情移入なのかなぁ。わかんないけど」

高「幸男の娘だし」

倉「こんな娘いてもおかしくないんですよ、だって。言ったら25の時に産んでたら、ああいう娘がいるわけですから」

高「そうだね。同世代でもあれより大きい娘・息子いる人はいますからいっぱい」

倉「でもそういう演技してると、やっぱ娘が一番になるんだなっていうの分かりますよ」

高「へぇ」

倉「奥さんがいてね、この子が一番なんだなぁって」

高「だって最後の置き手紙でもあなたに幸せになってほしい人生でした、みたいなこと言って、どうか明日花を幸せにしてあげてください、みたいなことだったもんね」

倉「最後はねぇ、やっぱ子どものことになるんですよ」

高「それを守るために死ぬんだもんね。死ぬっていうことだったもんね」

倉「だから2人をね。まぁ死ぬことが守ることになるのかっていったら違うけど、もうその選択肢しかなかったんだろうね」

高「幸男には?」

倉「うん。きっと俺はそうなんだろうなと思って、やってましたよ?」

高「いやぁ、まだ覚めない余韻が。あのドラマの余韻はさめないよ中々」

倉「自分が死ぬことによってみんな助かるのであればって、結構短絡的だなと思ったけど、考え的にね。追いつめられるとああなるんじゃないかなって思って」

高「もうなんか、大倉さんのお芝居もさぁ、追いつめられてくと表情変わってくもんね、何かもう。あの、泣いて、ぼーっとして泣くシーンとかあったじゃないですか。予告で先週さ、大倉さんが泣いているシーンだけで予告が成立してたじゃないですか。第6話の終わりかな?」

倉「ああそうでしたね」

高「今週7話だったでしょ。だからどういう涙だったんだろうって多分全国のみなさんが注目してたと思うんですよ」

倉「うん」

高「でもここまでだったかぁって、ちゃんとなんていうの?どん底まで落ちたし」

倉「すごいねぇ、全国の人が見てくれてんねんね」

高「そりゃそうでしょう」

倉「今改めて」

高「今だから話しながらもうなんか、いや高橋そうじゃねぇよって思ってる人もいっぱいいるなって思って喋ってもいますから」

倉「いやでも色んな考えがあって、ね、っていうのが嬉しいですからね」

高「なんか見当違いなこと言いやがって!って思われてるような気もするけど、でも僕シンプルに今日ここに、ニッポン放送に出勤してきてね」

倉「出勤ね笑」

高「出勤でしょ?」

倉「確かにここに来ると出勤って感じがする俺」

高「出勤するでしょ?週に一回ね」

倉「そうね」

高「決まった時間にきてさぁ。でもまぁまぁ、あの当たり前のようにと言ったらすごくあれだけども、大倉さんと毎週会わせてもらってる中でも、あぁ生きてた!あぁ良かったぁ!大倉さん生きてた!って」

倉「そこまで入り込んでくれてたら本間に嬉しいことですよ」

高「だって『家なき子』のさ、内藤剛さんが撃たれたときも別の番組とかでさぁ、普通にバラエティーとかも出られるじゃないですか。それだけでもあーよかった!と思う、そこはもう鈴のお父さんじゃないけど。でもまだあのショックから抜け出せてない状態だったんで。モンテ・クリスト伯から」

倉「なるほど、うん」

高「普通に携帯弄ってるいつも通りの大倉さんが目の前にいてくれて」

倉「待てよ」

高「え?」

倉「なんか変な情報ひとつ入ったな」

高「あれ?」

倉「いやいや、携帯を当たり前のように弄ってるって。いや、弄るでしょう。今それ言うべきことやったかなぁ?」

高「笑 30秒前までこう携帯…」

倉「いや、ちょこちょこピコピコやってるけどぉ笑 また別やからそれは」

高「あぁそれは」

倉「うんそれは別に言わなくていい情報だから」

高「あぁそうですか。これは幸男さんとは関係ない?」

倉「いや幸男見るたびこれからピコピコ思い出すじゃない、スマホのこと」

高「あ、そっかそっか」

倉「それはちょっといらない情報だと思う」

高「それは妨害、営業妨害だった」

倉「まぁ妨害っていうか…」

高「幸男妨害だった?」

倉「幸男妨害…ちょっとバカにしてんなぁ」

倉・高「「笑」」

倉「絶対バカにしてたやろ今笑」

高「してないしてない笑」

倉「幸男のことバカにしちゃダメ」

高「幸男リスペクトマジで」

倉「まぁまぁ…そうね」

高「幸男の涙リスペクトだもん」

倉「幸男の涙リスペクトぉ?」

高「幸男の涙に泣かされたもん」

倉「ディスってるぅ?なんか全体的に」

高「いやいや!こうでも言わないと」

倉「モンクリディス?」

高「違う違う違う違う!なんか照れ隠し、俺は」

倉「照れ隠しぃ?」

高「だってほんとに泣いたんだもん、マジ涙だったもん」

倉「いやありがたいんやけど、別に隠す必要も無いし、さっき聞いたしぃ、その全容をね?こうやってもう、マネージャーに分からないように」

高「いや、恥ずいしね」

倉「恥ずいからっていうのでやってたっていうのは聞いてからのそのエピソードいりますか?」

高「いやぁ、変えていかなきゃいけないかなぁと思って。ずーっと感動した!一辺倒だとさ、大倉さんもなんか、もうええわってなるかなと思って」

倉「いろんなこと考えすぎてさ、いらないそのバラエティ脳笑」

高「まじでぇ?笑」

倉「うん、大丈夫笑」

高「そっかそっかぁ。じゃあただただ感動したって事だけなんですけどね。だからシンプルに嬉しかったんですよ、大倉さんに会えて」

倉「あ、生きてたって?」

高「いやもう来てくんないかと思ったもん笑 忘れられたかなって笑 あんな家の……」

倉「アホか笑 あれ俺ちゃうからなぁ!?」